雨漏り 保険
賃貸で雨漏りが発生した場合、保険は適用されるのでしょうか。
まず、そもそも雨漏りの修繕は貸主と借主はどちらが費用を支払うべきなのでしょうか。
これはとても簡単で、結論から言いますと貸主が支払うことになります。
その根拠としては民法で貸主に対して以下のような条文が定められています。
賃貸人は賃借物の使用及び収益に必要なる修繕をなす義務を負う
と定められています。つまり貸主は最低限住める環境を提供しなくてはならず、これは雨漏りも含まれているのです。
ところで、貸主さんにとっても痛い出費ですが、雨漏りは火災保険対象になるのでしょうか。
実は意外と保険対象外の場合も多く、建物の老朽化や施工不良、屋根や外壁からの浸み込みは保険の対象外となっているので注意が必要です。
どのようなケースが保険の対象になるのかといいますと、
・落雷で壊れた壁から雨漏り
・台風で壊れた屋根から雨漏り
など自然現象が起因となって雨漏りをしてしまった場合と言えますが、本当にケースバイケースなので実際に建物の損害調査をしてみることで、どの程度保険でカバーされるのかなども立証されます。
どうせ保険対象外だろ・・・と諦めずに、調査をしてみると意外と保険適用範囲ということもあるので、まずは調査をしてみてくださいね。