雨漏り診断士
世の中には雨漏り診断士という資格があります。
そんなの必要あるのか?雨漏りなんて一目瞭然じゃないか?と思うかもしれませんが、実は雨漏りの原因を突き止めるのは至難の業なんです、特に日本では。
特に日本ではの意味ですが、日本には以下のような様々な工法があります。
木造軸組工法、プレハブ工法、鉄筋コンクリート造り、ツーバイフォー工法、重量鉄骨造り
ここまで建築工法が多いのは世界で見てみても日本だけとのことです。
それに加えて日本には雨季もあれば台風も来るので、雨漏りのポテンシャルも高い。
従来は職人さん(らしき人も含めて)が「大体この辺だろう」と検討をつけて雨漏りのの箇所を特定して補強を行ってきましたが、職人さんによってその技術はまちまちで、対応が遅れることもあります。
これだけ工法が多い国で、しかも雨漏りの基礎を学ぶ環境がなかったので、建築に関しては職人でも雨漏りに対してはプロフェッショナルとは限らないんですね。
こういう事態に対応すべく生まれたのが「雨漏り診断士協会」です。
学べる内容は以下3カテゴリーに分けられており、難易度は非常に難しいです。
「建築の基礎知識(施工・構造)」
「雨仕舞いと防水の基礎知識」
「雨漏り診断の実例・実務」
ですが、その分資格を持っている人はどんな工法に対しても高い診断力を持っており、信頼ができます。
雨漏りの診断を依頼しようと考えている家主さんはぜひその工務店や業者にこの「雨漏り診断士」の資格を持っている人がいるかを確認してみてください。